情弱から抜け出せ!政経社ブログ

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【今更聞けない】「ガラスの天井」ってなんだ?解説します

こんにちは。

今回は「ガラスの天井」について解説します。

 

 

昨年のアメリカ大統領選で

「ガラスの天井」をニュースやメディアなどで

耳にしたかもしれません。

 

「ガラスの天井」というのは

「主に女性やマイノリティが組織の中で

出世することを妨げる見えない壁」のことです。

 

昨年のアメリカ大統領選では

ヒラリー・クリントンはガラスの天井を

突き破って初の女性大統領になれるか」

これも争点だった気がします。

 

女性やマイノリティなどには形式的な権利は

保障されていますが

生まれもった境遇で不利益を被ること、

これは平等(この場合実質的平等)に

反するのではないでしょうか。

 

現に、日本でも

未だに女性総理は出てきてません。

まぁ議員の女性率が1割なので

仕方がない部分もありますが。

 

昨今は自民党総裁選や次期首相の議論になると

女性政治家もでてきますね。

 

もし初の女性総理誕生の実現が近くなれば

日本でも「ガラスの天井」が注目されるのではないでしょうか。

 

一方で

「ガラスの地下室」もあります。

「徴兵制度、いわゆる3K労働などが男性に

押し付けられている状態」です。

 

「ガラスの天井」が主に女性差別を表すのに対し

「ガラスの地下室」は男性差別を意味します。

 

どちらも差別を是正するのに必要な考え方ですね。

 

 

 

知っておきたい言葉「ポリティカル・コレクトネス」 ~看護婦?看護師?~

こんにちは。今回が初投稿になります。

日本の大学生が政治・経済・社会の情報を

発信するブログです。

今後ともお見知りおきを…

 

さて本題に入りましょう。

 

みなさんは

ポリティカル・コレクトネス」

を知っていますか?

直訳すれば、「政治的に正しいこと」。

 

実際の意味は「中立、公正、公平な言葉遣い」とでも呼べばよいでしょうか。

差別的な意味合いがこめられた

表現を正していこう

とアメリカを中心に広まった考え方です。

 

例えば

「看護婦」や「保母」などの表現は

ポリティカル・コレクトネスの観点では

アウトです。

 

なぜか?

 

どちらの表現も女性がやることが当然

というニュアンスを暗示してしまうからです。

 

また、どちらの表現も男性の存在を

無視していることにもなります。

「看護婦」である男性、「保母」である男性も世の中にはいらっしゃる。

 

ということで

「看護婦」→「看護師」

「保母」→「保育士」

というように性別の点で中立的な言い回しで

呼ばれるようになりました。

 

同じような例では

「主婦」、「スチュワーデス」なども

改められました。

 

また、「ベージュ」を「はだいろ」と

表現するのも差別的と捉えられます。

肌の色はベージュであるのが普通だ、という

ニュアンスが伝わってしまうからですね。

 

差別的表現をなくすことは素晴らしいです。

 

ですが…言葉遣いを変えるだけで

本当に差別がなくなるのでしょうか。

たしかに、言葉遣いをよくすることが

差別解消への第一歩となることには

間違いありません。

 

でも差別をされる人々が真に望むことは

言葉遣いの改善より、

待遇の改善なのではないでしょうか。

 

言葉遣いをよくすることで満足して

本質が見えていない…

昨今の情勢をみるとそう感じざるを得ません。